読書チャレンジ4冊目です。
いよいよ今話題のさる先生の本です。
今回の読書チャレンジの中で1番楽しみにしていた本でもあります。
さる先生はtwitterでフォローさせていただいていて、ブログもノートにメモを取りながら読んでいたくらいファンでした。
・さる先生 「全部やろうはバカやろう」
本の最終章である第6章。
僕に足りない1番の本質的な部分です。
自分のミッションを持つこと。
お恥ずかしい話ですが、僕は何となく教育学部に入り、周りに流され強い信念もなく教員試験を受け、だらだらと教員を続けてしまいました。
しかし、そんな僕にも転機が2回ありました。
仕事を始めて、1つ目の転機は3年目で体育主任になったことです。
初めて大きな校務分掌を経験させてもらったことで自分の仕事に対しての責任感が生まれ、意識が変わり始めました。
2つ目の転機は腎臓の病気を患ったことです。
6年目の異動の年。
この年の夏休みはほぼ家で安静に過ごし、暇な時間が多く、今まで手に取ることのなかった教育書やビジネス関係の本を読むようになりました。
そして、4月1日から始まる新年度。
これを3度目の大きな転機にしたいと考えています。
自分のミッションをもち、ミッションの達成に向けて大きく動き出します。
自分のミッションは「学年の教育の生産性を上げる」です。
学年3人の仕事の生産性を上げ、子供たちの学力向上を目指します。
そのために必要な仕事に対する考え方「エッセンシャル思考」。
さる先生風に言うと「全部やろうはバカやろう」。
この考え方を軸にして、自分のミッションを達成するための具体策を考えます。
大切なのはテクニックではなく、本質的な考え方
紙々との戦い方やワークシート( A、Bの2パターン)を使い回してやりくりするなど実践的な方法をわかりやすくいくつも書かれていて、とても読みやすく共感度100パーセントなこの本ですが、大切なことはそこではないと思います。
エッセンシャル思考を自分に実装することこそが、さる先生の目的であるはずです。
全国の教員にエッセンシャル思考が実装された時、日本の教育の生産性は大幅に向上するはずです。
そのためには、まずは自分から。
そして、学年へ、学校へと広げていくことが求められます。
教員は真面目な方が多くいます。
自分の時間や過程を犠牲にして、目の前の子供のためにと休日に出勤をして働く方が僕の職場にも多くいます。
しかし、それを美徳としてはいけない。
自分に与えられた時間の中(勤務時間)でできることが自分の能力の限界であると思います。
この本を読み終えた僕は新年度へのやる気に満ち溢れています。
さる先生に出会えたこと(本やtwitterですが笑)に本当に感謝しています。
自分の時間を、自分の人生を取り戻そうと思うきっかけを与えてくれたからです。
この本が多くの方の人生の変化の1冊となることを願っています。