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仕事や趣味、旅行、日々感じたことなどをたらたらと書くブログ。

書くことが好きになる!

「今日は運動会の振り返り作文を書きます!」

「え〜・・・。」

作文を書く子供のイラスト(女の子)

 

行事の振り返りに作文を書かせる学級は多いです。

僕も書かせています。

しかし、子供は行事は楽しんでいたはずなのに、作文は書きたがりません。

なぜでしょうか?

 

 

答えはシンプルで作文を「書かされているから」です。

子供たちは作文を書きたいなんて思っていないのに、教師に書かされているからつまらないと感じるのです。

 

では、「作文を書きたい」と思わせるためにはどうすればよいのでしょうか。

 

①作文を書くことの「意味」を明らかにする

そもそも、学校行事の作文は何のために書くのでしょうか。

 

・学校行事の思い出を忘れないように記憶するため

・教師が個々の頑張りを見取るため

・行事という書きやすい題材を活用し、文章を書かせて文章力をつけさせるため

 

目的は様々ですが、それを子供たちは目的をどこまで理解して作文を書いているでしょうか。

 作文を書かせる前には、作文を書かせる目的を伝え、書くことに対する子供たちの意欲を高める必要があります。

 

② 相手を変えてみる

作文は読む人に向けて書いています。

ほとんどの場合は学級担任が読み、コメントを書いて返す場合が多いのではないでしょうか。

つまり、子供たちが作文を書くときには、読み手(学級担任)を意識して、作文を書いています。

作文をつまらなくさせている要因の一つが、「いつも同じ読み手に書いている」という点です。

担任が読むことが前提であれば、「こう書けば喜ぶだろう。」とか「こう書いて欲しいんでしょ。」という意識がどうしてもはたらき、自分が書きたいことを文章に表せなくなります。

 

そんなときは、読み手を隣の席の友達や他の学年、同じ学年の先生や校長先生、地域の人や保護者など、学級担任以外の人にしてみると、子供たちは嬉しそうに作文を書きます。

読み手が変われば、読み手を意識した書きっぷりで文章を書いたり、読み手に伝わりやすい表現を工夫したりと子供たちの思考が作文に表れるようになります。

 

 

「書くこと」は本来楽しい活動です。

子供たちが自ら「書きたい」と言い始めるような学級にしたいです。