習慣には行動習慣、身体習慣、思考習慣の3つがある。
習慣化コンサルタントの古川武士さんの著書によると、習慣は3つに分類され、習慣によって身につくまでに必要な期間が異なるそうです。
1番早く身に付けられるのが行動習慣です。
行動習慣は1ヶ月の期間があれば習慣として定着させることができます。
行動習慣とは日記を書いたり、片付けをしたりするような日々の日課や行動のことです。
学校で考えると、子供に身に付けさせたい行動習慣(挨拶や学校生活上のきまり)はたくさんあります。
それらは「習慣」とは呼ばれず、「学級のきまり」や「学校のルール」という形で守るように指導されます。
きまりやルールは習慣と言い換えられるものがほとんどだと思います。
習慣とは意識せずとも行動できることです。
きまりやルールも無意識のうちに行動できるものばかりだと思います。
きまりやルールを「習慣」として捉え、無意識の内に行動できるようになれば教師の指導場面は大きく減らすことができます。
習慣化するまではもちろん徹底した指導が必要だと思いますが、習慣化したあとは何も言う必要がなくなります。
1年中口うるさく指導する手間と習慣化するまでの1ヶ月だけ徹底して指導するのではかかるコストに差があります。
教えるべき「きまりやルール」は「習慣」として捉え、無意識の内に行動できるまで落とし込みましょう。