僕は教科の中で社会科が1番好きです。
子供に「どの教科が好きか。」と聞けば、多くの子が体育と答えるでしょう。
体育に負けないくらい、社会科にも魅力がある!とはなかなか言い切れないですが、僕は好きです笑
しかし、社会科の授業をすることには全く勉強不足でスキルが無いというのが現状です・・・。
教員になってから、周りの先輩方から「この教科だけは誰にも負けないと言える教科をもった方がいいよ。」と言われてきました。
しかし、体育主任になってから、日々の仕事に追われてしまい、教科の専門性を身につけられずにここまで来てしまいました。
でも、それを言い訳にしていてもしょうがない。
社会科について基本的なところから勉強していこうと思っています。
twitter上で社会科を好きな先生方が「#社会科授業の苦手克服プロジェクト」というハッシュタグをつけて発信されていました。
僕も日々の授業で取り組んでいることや小ネタを少しずつ発信することで自分の力をつけていきたいと思い、少しずつtweetしてみました。
今回はそれをブログ記事にしてまとめてみます。
フラッシュカード
まずは、フラッシュカードについてです。
よく授業の導入などで使われる先生が多いと思います。
覚えさせたい人物や地図記号、都道府県をフラッシュカードにして繰り返し行うことで、児童に覚えさせることができます。
ただ、これは教育的効果が高い反面、作るのが面倒臭い笑
買うと高いし・・・笑
しかし、スキャナーで人物シールをスキャンし、トリミングすれば作成には30分程度しかかかりません。
教室に大型のモニターやプロジェクターがあれば、印刷してラミネートする必要もないので、20分弱の作業で完成できます。
人物フラッシュカード
— P-teacher®︎ (@pandateacher7) August 27, 2019
歴史上の人物のフラッシュカードを授業の導入で使います。
人物の名前を声に出して覚えます。
途中で全然関係ない人物を入れて笑いを誘うのもありですね笑
中学年だと地図記号とかもフラッシュカードにして覚えます。#社会科授業の苦手克服プロジェクト pic.twitter.com/TTeX7AxsQu
そして、フラッシュカードとしての活用だけだと味気ないので、楽しくゲームしながら覚えようということで、ゲーム化。
・私はだれでしょうゲーム
夏休み明けの社会科の授業の導入で取り組むつもりです。
①児童に1枚ずつ人物カードを配ります。
②配られたカードは友達には見えないようにし、机にしまいます。
人物を確認したら、その人物についての質問に答えられるように5分程度時間を取 り、教科書や資料集、ノートを見て復習をします。
③教師の合図でペアを作り、ジャンケンで勝った方から相手に質問をします。質問はあまり多くないほうがゲーム性が出ると思うので、3つまでとします。
④はい か いいえで答えられる質問をします。
例:「あなたは女性ですか?」
「いいえ。」
「あなたは武将ですか?」
「はい。」
「あなたはホトトギスを殺しますか?」
「はい。」
→答えは 織田信長
⑤何度も繰り返して、何人の人物を当てられたかを競います。
「私は誰でしょうゲーム」
— P-teacher®︎ (@pandateacher7) August 27, 2019
フラッシュカードのゲームへの活用
❶児童に1枚ずつ人物カードを配る
❷カードは友達には見せない
❸教師の合図でペアを作る。
❹はい か いいえで答えられる質問(3つまで可)をし、相手の人物を当てる
❺これを何度も繰り返す#社会科授業の苦手克服プロジェクト
学級文庫
学級文庫の充実は社会科だけでなく、児童の言語能力を高める上で必須の条件だと思っています。
毎月3000円近くはブックオフで児童書を買い漁っているので、現在学級文庫は150冊近くになりました。
社会科に興味をもつ児童が増えてほしいので、歴史関係の本は多めになっています笑
6年生の歴史分野は興味がある子と無いと子の差が大きいです。
— P-teacher®︎ (@pandateacher7) August 24, 2019
苦手な子には、興味をもってもらうことから始めます。
歴史って何か楽しそうって思わせたい。
学級文庫に歴史人物探しの絵本を置きました。
読んでいる間に、いつのまにか人名を覚えてしまいます💡#社会科授業の苦手克服プロジェクト pic.twitter.com/MptZc1Jhnf
これからも社会科好き、本好きな児童に育ってほしいので、学級文庫は充実させていきます。
ちなみに尊敬する岩瀬直樹先生は毎月1万円かけていたそうです。
もちろん、お金をかけることが良いことではありませんが、お金をかけた分のリターンはあると思います。
映像資料
社会科が苦手な先生も多くいると思います。
ちなみに僕は国語が苦手です、毎日あるのに・・・笑
そこで、まずは先生が社会科を好きになろうということでtweetしました。
歴史に興味ないし、今から本を読んで勉強するのも面倒臭いと思っている人にオリラジの中田敦彦さんの動画がおすすめです。
— P-teacher®︎ (@pandateacher7) August 24, 2019
大事な所を押さえていて、歴史が苦手な人にこそ見てもらいたい内容。
もちろん歴史好きな人にもおすすめで小ネタも仕入れられます。#社会科授業の苦手克服プロジェクト pic.twitter.com/uJpCQ4qwLN
本を読むのはハードルが高いですよね。
でも、お風呂でyoutube見るくらいならできそうじゃないですか?
そんなに長い動画ではないので、ぜひ1度見て欲しいです。
知識も手に入るし、中田さんの喋りの技術も勉強になります。
社会科が苦手な子供も多くいます。
そんな子には定番の NHK for School です。
知識の定着や時代背景の理解、歴史が苦手な子への支援として動画の活用が有効です。
— P-teacher®︎ (@pandateacher7) August 24, 2019
NHK for Schoolの「歴史にドキリ」を見せます。
教科書の言葉や資料では分からなかった子が映像で理解してくれました。
10分の動画で語呂合わせや歌もあり、飽きないです。#社会科授業の苦手克服プロジェクト pic.twitter.com/HpSpWfwBD6
10分間の中に再現ドラマ、歌、年号の語呂合わせと飽きないように上手に編集されている動画です。
授業の終末に振り返りとして見せるのもありかと思います。
白地図の活用
最後に白地図の活用です。
教科書会社のHPは役立つ資料が結構多いので、時間があるときに見てみると掘り出し物があるかもしれません。
白地図の活用
社会の授業では白地図を活用する場面が多くあると思います。
教科書会社のHPで白地図をダウンロードできます。
帝国書院のHPには日本、世界の白地図に加えて、歴史白地図という種類の白地図もダウンロードできます。#社会科授業の苦手克服プロジェクト pic.twitter.com/G5czHjDwLH— P-teacher®︎ (@pandateacher7) August 25, 2019
自分のtweetのまとめになってしまいましたが、少しでも日々の授業に役立てばと思います。
もうすぐ9月に入ります。
すでに2学期が始まっている学校もあるかと思いますが、体を大切にして日々の仕事を頑張りましょう。
あと、3ヶ月すれば次は冬休みが待ってますよ!笑