良い授業とは?
良い授業の定義とは?
良い授業とはどんな授業なのかについて考えてみました。
授業を評価するのは、授業を行う教師と授業を受ける子供たちの2つの視点で語られるべきだと思います。
授業を見る人が変われれば評価もさまざまです。
例えば、校長先生から見れば「このクラスは落ち着いていて、学習規律が素晴らしい。」となるクラスでも、実は学習に意欲がなく発言しようとしていないだけかもしれません。
また、保護者から見れば「たくさん手をあげている子がいる。うちの子も発表しているわ。」と見えていても、教師の発問が学習のねらいとずれていては意味がありません。
クラスの本当の実態を知っているのは担任ですし、その当事者である子供たちです。
周りの評価ではなく、担任と子供たちの両者がよい授業だったと評価する授業がベストだと考えます。
そして両者がよい授業と評価する授業とは、「学習のねらいが共有されていて、子供たちが意欲的に学習に向かい、ねらいが達成されている授業」なのだと思います。
このような授業であれば子供たちも「よい授業」であったと評価するのではないでしょうか。
子供たちは得てして間違います。
「楽しさ」をはき違えます。
僕もたくさん履き違えて授業をしてきました。
本当の学ぶ楽しさは、わかることやできるようになることです。
教師だけの満足ではなく、子供たちも満足できる授業を目指します。
読書記録「7つの習慣(1/8)」
King of 自己啓発本。
アメリカ建国から現在にいたるまで、出版されたすべての自己啓発本を調べた上で出された本です。
絶対に良さそうな気がします笑
この本はスティーブン・R・コヴィーによって書かれた自己啓発本です。
8回にわたってこの本についての記事を書きます。
この本は全世界で3000万部、日本でも200万部売れているKing of 自己啓発本です。
この本に書かれているのは「人格主義」についてです。
つまり、人生をよりよいものにするには、人格を磨かなければいけないという根本について説かれた本です。
今、世間で売られている自己啓発本の多くは、「個性主義」について説かれているの述べています。
「個性主義」とは心理学のテクニックであったり、成功するための効率的な時間の使い方であったりと短期的に成功するために必要な小手先の技術のことだそうです。
長期的に本当の意味で成功するためには「個性主義」ではなく、「人格主義」しかない。
そして、「人格」を磨くための7つの習慣について述べられているのが本書です。
次回の記事から7つの習慣について1つずつ紹介していきます。
乾き物仕事は早めに処理しよう
算数のコース分けプリントとまとめプリントを40分かけて9単元分印刷しました。
尊敬するさる先生の「乾き物仕事は早めに処理しよう」についてです。
さる先生は僕の働き方に「生産性」という視点を新しく教えてくれました。
「生産性」を意識するようになったきっかけの本がこちらです。
ブログでも記事を書かせていただきました。
それでは「乾き物仕事は早めに処理しよう」について書いていきます。
「乾き物仕事」とはいつ処理しても成果が変わらない仕事のことです。
例:算数のプリントの印刷、道徳のワークシートなど
それに対して「生もの仕事」は、その時期を逃すと成果が下がってしまう仕事のことです。
例:所見を考える、家庭への連絡など
この2つの見方を意識すると働き方は変わります。
下の画像は算数のコース分けのプリントと単元のまとめプリントを9単元分(約1500枚)印刷したものです。
乾き物はまとめ処理することが大切です。
9単元分印刷するのに45分かかりました。
1単元にかかる時間は5分です。
しかし、これを日々の諸々の仕事の合間に行うと5分では終わりません。
印刷をする手順は以下の流れです。
①印刷機に向かう。
②印刷機を起動する。
③紙をセットする。
④製版する。
⑤印刷する。
⑥紙を元の場所に戻す。
⑦自分の席に戻る。
9単元を分けて印刷すると①〜⑦を9回行うことになります。
9単元をまとめて印刷することで、①②③⑥⑦を繰り返す必要がなくなります。
算数のプリントの印刷は4月でも5月でも夏休みでも、いつ印刷してもプリントの質は当たり前ですが変わりません。
であれば、時間がとれる長期休業中にまとめて処理してしまいましょう。
「乾き物仕事は早め(長期休業中にまとめて)処理しよう」
「本を読むこと」が目的化する
1ヶ月の間に15冊読破します。
読書が最高の自己投資であると気づいてから、とにかく本をたくさん読んで自分を高めようとしました。
読書の大切さに気づくと読んだ冊数を増やそうと必死に時間を見つけて読書をしました。
しかし、読書の大切さに気づき、本を読めば読むほど、僕は大事な目的を見失っていました。
読んだ本の冊数は自分が高まることとイコールではありません。
大事なことは、読んだ本の有益な内容を行動に取り入れ、それによって思考が変化し、人生が良い方向にすすんでいくことです。
たとえ年間100冊本を読んだとしても、知識が増えたという状態でとどまっていては成長は微々たるものになります。
知識の壁を超え習慣の壁を超えるまでもっていかないと人生は大きく変わることはないのだと思います。
そのためには自分が良いと思った本に出会ったら、その1冊をひたすら繰り返して読む。
その本の内容を全て理解し、自分の思考が変化するまで自分の中に落とし込む。
目的を見失わず、読書の力で人生を変えていきます。
働き方の改善(残業時間の記録)
2019年の9月から出勤時間と退勤時間を記録しています。
毎日、出勤時間と退勤時間を記録し、月ごとの残業時間を記録しています。
もちろん、働き方を見直し、生産性を高めるために行っています。
僕は今年度で教員10年目になります。
7年目の異動したての頃は、記録は残していませんが、ほぼ毎日21時退勤の日々を送っていました。
残業時間は80時間に近かったと思います。
そのうえ、休日にも学校で仕事をしていました。
そんな僕でしたがあることをきっかけに働き方を見直すようになり、定められた勤務時間内に成果を出せるように努力し始めました。
昨年度は体育主任、学年主任、初めての6年生担任という自分にとってはやりきれるか不安を抱えたままの1年でした。
しかし、自分にしてはある程度残業や休日出勤を減らしながら働き方を見直す1年にすることができました。
もちろん、まだまだ改善の余地があると思っています。
以下の表に毎月の残業時間、出勤日数、1日あたりの残業時間をまとめてみました。
1日あたりの残業時間が2時間台の月が多いです。
「遅くても18時には退勤すること」を目標にしていたので、この調子で働き方を改善していけば、今年度は「17時半退勤」を狙える思っています。
働き方改善を意識し始めて感じたのは、自分だけの改善は難しく、学年を巻き込んだ改善の方がリターンが大きいということです。
今年度は学年の先生と一緒に残業を減らせるように、他の先生を巻き込んでいきます。
朝の会を外国語で
Let's start morning meeting.
前回までに朝の会についての記事を書きました。
今日は今年度新たに取り組みたいと思っている「外国語」での朝の会の実施です。
この目的は毎日の朝の会に飽きさせないためと、外国語に触れる機会をふやすためです。
人間同じことを繰り返していると必ず飽きがきます。
少しずつ子供たちの実態を見ながらブラッシュアップしていくことが大切です。
そして、飽きさせないためにいつもと違うことを取り入れます。
「英語」しか使わない朝の会を行います。
これは子供に委ねるのは少し難易度が高いので、教師主体ですすめます。
子供がすすめられるように育ってくれば、委ねるのもありだと考えています。
内容も通常の朝の会とは違う内容にします。
英語での挨拶、英語でのミニゲーム、英語クイズなど、とにかく楽しく英語に触れることのできる時間にしたいと考えています。
まだアイデアの段階なので、もう少し内容を練ってから実施してみます。
上手くいくといいな。
朝の会と帰りの会②
窓を開けっぱなしにしていると入ってくる夜風が気持ちいい。
今日は前回の続き③からです。
③トリオトークについてです。
3人組でのトリオを席替えするたびに固定して決めています。
そのトリオで毎日トークテーマに沿って1分半の間話をします。
所属欲求の上に自己承認、自己実現欲求が育っていきます。
友達の関わりを深かめる仕掛けを朝の会の中にも散らばめます。
④係からの連絡
係やクラブ、委員会活動などの連絡を伝えてもらいます。
⑤先生からの話
基本的には30秒程度。
今日の予定を確認して終わりにすることが多いです。
ただ、どうしても話したいことや時事について語りたいときはがっつり語ります笑
子供達も「また始まったよ。」みたいな顔をされても、鋼のメンタルで熱量もって語ります。
大人の本気や大人が楽しんでる姿は大切だと考えているので意図的に見せる必要もあると思います。
ここまでが朝の会の流れになります。
では、続いて帰りの会です。
帰りの会は行っていません笑
必要性を感じないからです。
授業が終わったら1分で帰りの支度を済ませ、挨拶をして帰る。
これだけです。
帰りの会でだらだら説教しても子供は絶対に聞いてないです。
その場でどうしても伝えなければいけないことでなければ、明日以降に伝えます。
毎日行うことだからこそ、目的を見失わず行いたいです。